木材を通じて、
森の再生や経済の活性化を
福島県の森林面積は、97万3,000haで全国第4位の広大な面積を有しております。県土面積に占める森林の割合は、70.6%となっています。また、県内の人口林率も35%を占め約半数が一般的な主伐期である50年生を超えてきており資源を有効活用するとともに循環利用に向けて計画的に再造林することが重要と言われております。
一方、木材産業界における全国の木材供給量は、住宅着工の減少を背景として年々減少傾向にありましたが、近年は、回復傾向にあると言われております。
しかし、少子高齢化と人口減少は、今後も進むと推計されますが、今後大幅な増加を見込むことは困難な状況にあります。このような中で、我々木材製材業界は、品質・性能、価格や量の面において競争力のある木材製品の供給を強化するとともに、消費者の多様なニーズに対応し木材の特徴を活かした価値ある商品を提供することが重要と考えています。
地域においても国産材を積極的に活用する動きもあり、当組合では、乾燥機を導入して人工乾燥材のニーズに応えられるよう地域の木材生産者、製材工場、工務店が連携し、地域で流通する木材を利用したサプライチェーンマネジメントの推進にも取り組んでいます。